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パンドラの本棚

雑食な本好きによるライトな読書録。

拗らせすぎた青年達の青春

小説

新訳走れメロス 森見登美彦

【推しポイント】
森見登美彦先生といえば、夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)や、有頂天家族 (幻冬舎文庫)
等で有名ですが、私はこの作品が一等好きです。
現代の大学を舞台にする事によって、すごく読み易く、かつ分かりやすいので原作を読んだ事ない人にもおすすめです。
主人公が皆拗らせている大学生なんですが、描写がリアルで面白い。
うだつの上がらない大学生を書かせたら、きっと右に出るものはいないでしょう。

【内容】
収録されているのは以下の5話
山月記
・藪の中
走れメロス
桜の森の満開の下
・百物語
近代文学の名作を、現代版としてリメイク。
それぞれの登場人物が作品同士で登場して
きたり、1冊の中で世界が繋がっているリレーオムニバス形式となっています。
原作の都合上シリアスの割合が多いですが、表題の走れメロスが疾走しまくりのギャグなのでバランスは取れてると思います。

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)